をウォーカー※この記事はパイオニア環境の青白コントロール(アゾリウスコントロール)からの視点で書いています。
『緑単信心』 有利不利?
メイン 青白コントロール不利
サイド 青白コントロール微不利
スローガン
カウンター頼み
マストカウンター マスト除去
《収穫祭の襲撃》
《大いなる創造者、カーン》
1枚で何枚ものカードアドバンテージを取っていきます。必ずカウンターしてください。
《大いなる創造者、カーン》は必ずといっていいほど《真髄の針》を引っ張ってきて、《ドミナリアの英雄、テフェリ》を指定してきます。
緑単信心のゲームの流れ
《ラノワールのエルフ》《エルフの神秘家》のマナクリーチャーや《ニッサの誓い》を展開し、
《老樹林のトロール》を場に出し、緑信心を貯めて《ニクスの祭殿、ニクソス》にて、
《荊の騎兵》《収穫祭の襲撃》などのビックアクションに繋げていく、
《ビヒモスを招く者、キオーラ》にて《ニクスの祭殿、ニクソス》をアンタップさせてマナを増幅させたり、
《大いなる創造者、カーン》でサイドボードから有効なアーティファクトを引っ張ってきてアドバンテージを稼いでくる。
一度、場を構築したらそのまま勝ちに持っていくパワーがあり、また、場を凄まじいスピードで構築し、勢いが止まらない。
更に、《ニッサの誓い》により緑単でありながら、《龍神、ニコルボーラス》をプレイしてきます。
緑単信心のコンボ
《ビヒモスを招く者、キオーラ》と《ニクスの祭殿、ニクソス》により、
大量のマナから《大いなる創造者、カーン》でサイドボードから引っ張ってきた《鎖のヴェール》で
再度《ビヒモスを招く者、キオーラ》と《ニクスの祭殿、ニクソス》で大量のマナを獲得し、
《キランの真意号》で《ビヒモスを招く者、キオーラ》と《大いなる創造者、カーン》を墓地に送り、
または、レジェンドルールにより墓地に送り、《死に至る大窯》により手札に戻し、2枚を場に出し《大いなる創造者、カーン》により《死に至る大窯》を手札に戻す。
これを繰り返し行い無限ライフを得て、最後は《死に至る大窯》の1マナ:タップにて相手のデッキを切減してライブラリアウトにて勝ちを掴むコンボ。
青白コントロールの立ち回り
1対1交換を取れるのはカウンターと追放除去に限られてます。
《至高の評決》では場をリセットできない。
《老樹林のトロール》《荊の騎兵》に死亡誘発がある点
《至高の評決》の返しのターンで《収穫祭の襲撃》をプレイされて再び場を構築できる点
この2点により《至高の評決》は隙になる場合がほとんどです。
《至高の評決》の返しに《ハイドラの巣》で殴られるケーズもあります。
《太陽降下》など追放系全体除去
追放する全体除去だと死亡誘発は発生しません。プレイした返しのターンの《収穫祭の襲撃》《大いなる創造者、カーン》には気を付けましょう。
一度、場を構築されたら負けを意味します。
その前に単体除去で信心を溜めさせないプレイが大切になってきます。《収穫祭の襲撃》や《大いなる創造者、カーン》にはカウンターで対応する他ありません。《告別》ですらプレインズウォーカーが場に残るプラス《ハイドラの巣》で最後に殴られ解決には至りません。
勝ちパターン
カウンターで1対1を繰り返して、最終的には《ドミナリアの英雄、テフェリ》《記憶の氾濫》でアドバンテージを取るのが勝ちパターンです。
メインで重要になるカード
・ポータブル・ホール
・冥途灯りの行進
・軍備放棄
・魂の仕切り
・吸収
・ドビンの拒否権
・放浪皇
・告別
・一時的封鎖
《軍備放棄》 マナクリーチャーに対応可
追放除去なので死亡誘発が出ません。1マナ除去なので相手先手1ターン目のマナクリーチャーに対応できます。
緑信心は3マナジャンプを前提とした構築がされてます。1マナクリーチャーを除去する意味は大きいです。
また、追放除去なので《老樹林のトロール》《荊の騎兵》の死亡誘発も無効化できます。
《軍備放棄》はこのマッチに対して大きな価値がありますが、別の記事で触れていますが、《軍備放棄》を採用するにはマナ基盤を弄らなければいけない為、お勧めできません。
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《軍備放棄》コントロール視点の考察(パイオニア)
※この記事はパイオニア青白コントロール側の視線で書いています。 《軍備放棄》は1マナ除去であり、とても有効な1枚ですが、平地をたくさん採用しなければいけないデメリットを青白コントロールは許容できない事 ...
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《ポータブル・ホール》 マナクリーチャー 《狼柳の安息所》に対応可
上記の《軍備放棄》と同じく1マナ除去として相手のマナクリーチャーに1ターン目で対応できる点がメリットです。《狼柳の安息所》にも対応できるので、対象に困ることはありません。メインボードに何枚採用できるかが問題です。
1ターン目にアンタップインで土地を出して、白マナを確保するのは難しくマナクリーチャーを自身後手1ターン目に除去するのに難しい点がデメリットです。白マナを確保するのは、アンタップイン土地を最低11枚は入れてください。
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《ポータブル・ホール》コントロール視点の考察(パイオニア)
貴重な1マナ除去です。2マナ以下のパーマネントを追放できますが、対象にできる範囲が広いように見えて実は狭い。あまりメインに採用したくありません。
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《冥途灯りの行進》 マナクリーチャー 死亡誘発クリーチャー アーティファトに有効
追加コストを支払ってでも、1ターン目のマナクリーチャーを除去する意味はあります。この場合は効果的な1マナ除去として働きます。
しかし、《ポータブル・ホール》でも書きましたが、自身後手1ターン目に白マナを確保するのは確率がひくいので、思うようにプレイできないかもしれません。
終盤にも死亡誘発がある《老樹林のトロール》《荊の騎兵》に1対1交換が出来ます。相手のターンエンド時に追放しましょう。
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《冥途灯りの行進》コントロール視線の考察(パイオニア)
《冥途灯りの行進》はテンポアドバンテージかカードアドバンテージかのアドバンテージ損を要求されるスペル
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《魂の仕切り》ほとんどすべての脅威に対応可
除去枠なのかバウンス枠なのかはわかりません笑。展開を遅らせることができるカードです。『緑単信心』の展開力を落とさなければまず勝負にならないので、非常に有効です。
メリット
追放除去なので、死亡誘発が起こらない点、対象が広いのでクリーチャーとPWを対策できる点
デメリット
相手はマナが溢れていくデッキ構成になっているので、いずれは追放したカードはプレイされ直すことは確実です。
そうなればカードアドバンテージ損になります。2マナ増でプレイされているので、《検閲》などのソフトカウンターが効く場合がありますが、それでも2対1交換なのは否めません。
《吸収》《ドビンの拒否権》《方程式の改変》
着地誘発と死亡誘発があるカードに対して、1対1交換が取れる優秀なカードです。このマッチではカウンターが重要になります。
特に後手でも《大いなる創造者、カーン》に間に合う2マナカウンターは貴重です。
《放浪皇》貴重な追放除去
追放除去として使えば、死亡誘発が起きません。1対1が取れる数少ないカードです。
《告別》これ使えば勝てます
6ターン目にプレイできたら大体勝てます。《老樹林のトロール》《茨の騎兵》を追放できるだけでなく、マナクリーチャーや《狼柳の安息所》まで追放してくれるので、相手のマナ基盤がガタガタです。信心もぐっと減ります。プレインズウォーカーは残るので気を付けてください。
《一時的封鎖》信心を削ります
マナクリーチャーや《狼柳の安息所》を除去してくれます。信心を削ることが出来たら、相手は高マナの手札を握ったまま数ターンを何もせずに過ごすことになります。
コンボについて
青白コントロールではコンボが成立して負けることは、ほとんど有りません。負けるときは他の要因で負けることが多いです。
気をつけることは緑信心を溜めさせないこと。《大いなる創造者、カーン》を定着させないこと。
サイドボード後
サイドアウト候補
《至高の評決》
《サメ台風》
《至高の評決》
《至高の評決》は隙になりやすく、返しのターンで《収穫祭の襲撃》をプレイされます。
カウンターを構えながらでは6マナ必要になります。間に合いません。プレイできたとしても死亡誘発が多いのでリセットしきれません。
《サメ台風》
序盤の展開で何もできません。緑単信心は序盤の展開を遅らせなければ勝ち目がありません。
緑単信心の展開爆発を舐めてはいけません。
サイドイン候補
★★★☆☆神秘の論争
★★☆☆☆ポータブル・ホール
★★★☆☆ドビンの拒否権
★★★★★霊気の疾風
★★★☆☆石の脳
★3《神秘の論争》
1対1を取れるカウンターなので増量します。このマッチは1枚でも多くカウンターを積んだほうが良いです。
★2《ポータブル・ホール》
1マナ除去として相手のマナクリーチャーに1ターン目で対応できる点がメリットです。
ただし、先手の場合は相手後手3ターン目に対してカウンターを構えた方が良いです。
自身後手の場合に自身1ターン目にマナクリーチャーを除去できますが、それは1ターン目に白マナが出せたときです。確率低いです。
★3《ドビンの拒否権》
マストカウンターである《大いなる創造者、カーン》《収穫祭の襲撃》を2マナでカウンターできるので重宝します。
★5《霊気の疾風》
1対1交換が確実のバウンススペル。次のターンに唱え直しができますが確実に時間を稼いでくれます
★3《石の脳》
《収穫祭の襲撃》を墓地からも取り除けてフラッシュバックも防ぐことができます。
しかし、緑単信心は追放したいカードが多くて《石の脳》1枚では対応しきれません。
更に《石の脳》は1枚のアドバンテージ損になることもデメリットです。
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《石の脳》コントロール視点の考察
幅の広いサイド用のカードです。《才能の試験》を採用するか《石の脳》を採用するかは、要検討です。
相手の手札を確認できること、その時の裏目を指名して手札から追放することで、ハンデスのような使い方もできます。続きを見る
サイドボード後のゲームの流れ
緑単信心はサイドボードでの出し入れはありません。サイドボードは《大いなる創造者、カーン》で引っ張ってくる枠でいっぱいだからです。
なので、サイドボードから不要なカードをサイドアウトした青白コントロールがメインよりも戦いやすくなります。
だからと言って有利になるわけではないです。
立ち回りは1ターン目のマナクリーチャーを除去して、信心を溜めさせないことで相手の展開を妨害してダブルアクションを許さない毅然とした態度で挑むです。
そして、カウンターによる1対1交換を繰り返してリソースを枯らし《ドミナリアの英雄、テフェリ》を定着させたら勝ちです。
『緑単信心』に強いデッキ構築
《魂の仕切り》4枚採用
《魂の仕切り》は相手のテンポを崩してくれます。《収穫祭の襲撃》以外は対応できるので、引いたら引いた分だけ強いです。
カウンターを増し増し《方程式の改変》オススメ。
1対1を取れるカウンターは多めに入れておいた方が吉。サイドボードにあるカウンターは全部入れるべし。
《方程式の改変》2マナで《大いなる創造主、カーン》以外のすべてのものをカウンターできます。
《収穫祭の襲撃》は追放
《収穫祭の襲撃》をフラッシュバックさせないプレイが大切です。《安らかなる眠り》《石の脳》《才能の試験》で墓地事追放する手段を取りましょう。
《厚かましい借り手》をサイドイン
《厚かましい借り手》《魂の仕切り》によりバウンスしてテンポ損を強いて、3点クロックでライフを詰めていくゲームプランです。場の信心を溜めずにカウンターを構えながらのクロックパーミッションのような動きをしてゲームを決めてくれます。
まとめ
1対1交換ができるカウンターが最も有効な対処になりますが、いつでも手札にカウンターがあるわけではありません。
カウンターをすり抜けたカードを除去してもアドバンテージ損になるものばかりです。
厳しいマッチとなりますが、引くものをちゃんとしたタイミングで引けば勝てるマッチです。
《魂の仕切り》が青白コントロールで採用されるようにより以前よりは相性差が狭まったと感じます。それでも全体的に見たら不利です。
最後まで読んできただきありがとうございました。