デッキ対戦考察(パイオニア) パイオニア 各デッキ対戦考察

パイオニア『白単人間』対策、青白コントロール視点のマッチ考察

2023年3月7日

この記事はパイオニアの青白コントロール視点で白単人間とのマッチについて書いてます。

『白単人間』 有利不利?

メインマッチ 青白コントロール ド不利
サイドマッチ 青白コントロール ド不利
             勝率20%を覚悟してください。

スローガン

《スレイベンの守護者、サリア》は絶対に許してはならない

マストカウンター マスト除去

白単人間のゲームの流れ

毎ターン、優秀な低マナ域のクリーチャーを展開して殴るデッキです。最もコストが高いスペルは3マナの《輝かしい聖戦士、エーデリン》です。土地は2枚あればデッキは回ります。むしろ土地を引きすぎるとアド負けして辛いそうです。

全体除去で場を流しても《変わり谷》でライフを詰められて負けます。サイド後は《婚礼の発表》で押し切られます。

デッキがブン周れば4ターンで相手を倒すことができ、試合時間にして1マッチ7分前後。通称「ひき殺す」

問題なのは、このブン回りが起こるカードの組み合わせが多くあり、かなりの高確率で起こることです。

青白コントロールの立ち回り

相手がマリガンを繰り返して、また、土地事故を起こしてなど、運が良くても負けることがよくあるマッチになります。

このマッチは相手の《スレイベンの守護者、サリア》が青白コントロールに突き刺さりますデッキ公開制の場合はマリガンを厳しくして、相手2ターン目サリアを除去できる手札をキープしてください。こちらが後手の場合は相手2ターン目のサリアを返しの自身2ターン目に処理できるかで状況が大きく変わります。

自身後手2ターン目に除去できるカードは1マナ除去である《ポータブル・ホール》《軍備放棄》と《冥途灯りの行進》の追加コストしかありません。サリアを除去して始めてゲームになります。

イメージトレーニング

相手先手2ターン目《スレイベンの守護者、サリア》をプレイ

自身後手2ターン目で1マナ除去をプレイできない場合は2ターン目は何も出来ずにパスすることになる。今回は何もできずパス。

相手先手3ターン目に《輝かしい聖戦士、エーデリン》をプレイ

自身後手3ターン目をパスして2マナ除去《魂の仕切り》を構える。(自身4ターン目で《至高の評決》をプレイするため)

相手先手4ターン目《サリアの副官》をプレイされたらこのターンだけで16点のダメージ。プレイされなかったとして、なんとか生き残ってエンド時に《魂の仕切り》で《スレイベンの守護者、サリア》を追放する。

自身4ターン目《至高の評決》で場を流しても、残りライフは5点以下となっていてほぼゲームオーバー。相手に《変わり谷》が居いれば即アウト。

後手の場合は《スレイベンの守護者、サリア》の影響でカウンターを使うタイミングが無くカウンターは紙切れ同然の価値しかありません。

先手の場合は2マナのカウンターも有効なので《検閲》《ジュラー島の撹乱》でもサリア様は対処ができますし、相手後手2ターン目サイア様には自身先手3ターン目の《魂の仕切り》《運命的不在》などの2マナ除去も有効になります。

青白コントロールが白単人間に勝つには・・・1マナ除去は必須

白単人間に勝つには後手2ターン目でもサリア様を除去するところから始まります。もしくはダイスで先手を取ることが大切です笑。

つまり、1マナ除去がなければ、白単人間には勝てません。1マナ除去は6~8枚が必要です。

至高の評決》がプレイできれば勝ちが見えてきます。《至高の評決》後のサリアの脅威はほとんどありません。こちらの土地が並んでいるので追加の1マナを笑顔で支払いましょう。

《ポータブル・ホール》について

オススメします。ラクドスミッドレンジがTier1である以上は《ポータブル・ホール》をメインで4枚入れることは難しいです。必ず手札で腐ってしまします。サイドボードに4枚積んでいるレシピはよくありますが、、メインでは2枚が限度です。サイドボードでは4枚積むことを勧めます。

《ポータブル・ホール》コントロール視点の考察(パイオニア)

貴重な1マナ除去です。2マナ以下のパーマネントを追放できますが、対象にできる範囲が広いように見えて実は狭い。あまりメインに採用したくありません。

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《軍事放棄》について

オススメできません。別の記事でじっくり考察しました。良くも悪くもとてもバランスの取れた1枚です。これを採用するにはデッキ全体の構造改革が必要になります。簡単に採用できるカードではありません。

《軍備放棄》コントロール視点の考察(パイオニア)

※この記事はパイオニア青白コントロール側の視線で書いています。 《軍備放棄》は1マナ除去であり、とても有効な1枚ですが、平地をたくさん採用しなければいけないデメリットを青白コントロールは許容できない事 ...

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《冥途灯りの行進》について

オススメします。メインから4枚採用が可能であり、追加コストの「1枚捨てる」を使えば、1マナ除去と同じ役割をします。このマッチでは《ドミナリアの英雄、テフェリ》などの高マナスペルを捨てれば良いです。

《冥途灯りの行進》コントロール視線の考察(パイオニア)

《冥途灯りの行進》はテンポアドバンテージかカードアドバンテージかのアドバンテージ損を要求されるスペル

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サイドボード考察

白単人間は《婚礼の発表》をサイドインしてきます。《至高の評決》で対処不可なので不利がもう一段アップされるイメージです。《粗暴な聖騎士》《精霊への挑戦》などがサイドアウトされます。

サイドアウト候補

  • 《ドミナリアの英雄、テフェリ》
  • 《サメ台風》
  • 《記憶の氾濫》
  • 《ドビンの拒否権》

コストが高いスペルを優先的にサイドアウトします。プレイする前に負けます。

《冥途灯りの行進》の追加コストに使える白のカードよりも青のカードをアウトすることを勧めます。

《ドビンの拒否権》は《精霊への挑戦》《婚礼の発表》と対象に取れるものが少ないのでサイドアウトします。

対象の少ないカウンターを構えるよりは1回でも多く除去をプレイすることです。

後手の場合は《検閲》もサイドアウトしたいですが、アウトしたい枚数が多すぎて、サイドボードで用意した枚数を上回るのでそこまでに至りません。

サイドイン候補

  • ★★★★★《ポータブル・ホール》
  • ★★★★★《冥途灯りの行進》
  • ★★★  《敬虔な新米、デニック》
  • ★    《一時的封鎖》
  • ★★★★★《ドゥーム・スカール》
  • ★    《黎明をもたらすもの、ライラ》

★5《ポータブル・ホール》

1マナ除去ですね。後手2ターン目に《スレイベンの守護者、サリア》を除去できる貴重なカードです。上記に嫌になるくらい書きましたが、サリア様が場に居る状態での後手2ターン目で何かアクションを起こさないと負けに直結してしまうので1マナ除去は貴重です。

★5《冥途灯りの行進》

1マナ除去と同じ役割をします。メインでも採用を推奨しますがサイドで増し増ししてもよいです。

★3《敬虔な新米、デニック》

白単人間専用のサイドでなくても低マナ域のカードはサイド候補になりえます。

クリーチャーなので後手自身2ターン目にプレイできる点が優れています。2/3でサリア様をブロックするだけではなく絆魂も付いています。

★1《一時的封鎖》

おススメしません。3マナの全体除去のように働きますが、以下の2点が許容できません。

《ポータブル・ホール》とは共存できない点

《スレイベンの守護者、サリア》が着地後はプレイするのに4マナ必要であり、その間に《輝かしい聖戦士、エーデリン》が場に着地しても、エーデリンは除去できずに残ってしまう点

《ポータブルポール》をサイドインした方が効果的です。

★5《ドゥームスカール》

追加の《至高の評決》です。《一時的封鎖》のデメリットを消したようなデザインです。予見すれば3ターン目にプレイできますし、《スレイベンの守護者、サリア》が着地していても4ターン目にプレイできます。

★1《黎明をもたらすもの、ライラ》

おススメしません。最強のブロッカー兼アタッカーになる1枚ですが、最近白単人間に採用され始めている《骨化》がぶち刺さります。

《骨化》はプレインズウォーカーを対象にできるのでサイド後も残してくるので、前ほどは頼りになりません。5マナと重いので出てくる前にゲームが終わっていることもあります。

ファイレクシア:完全なる統一 プロツアー後

白単人間《骨化》の採用

クリーチャーだけではなくプレインズウォーカーも除去できるので、青白コントロールとの対戦でも手札で腐ることのない除去。手札で腐るアドバンテージを期待している青白コントロールにとっては痛い1枚

白単人間《離反ダニ、スクレルヴ》の採用

単一を対象とする除去を弾いてくるので、必然的に《離反ダニ、スクレルヴ》から除去することになります。

青白コントロールにとって必要になる除去の枚数が増えた。

『白単人間』に強いデッキ構築

1マナ除去 メイン採用

他の対戦も考えると《冥途灯りの行進》の採用が一番無理なく採用できそう。次に《ポータブル・ホール》

《至高の評決》4枚

出来ればメイン4枚採用

《魂の仕切り》メイン4枚

これは無理なく採用できそう

サイド後:1マナ除去7枚以上

サイドボードに《ポータブル・ホール》4枚

サイド:《威厳あるカラカル》

蓋ができます。《黎明をもたらす者、ライラ》は1枚の《骨化》で終わってしまいますが、《威厳あるカラカル》はトークンが残ります。残ったトークンは絆魂を持っています。

 

まとめ

青白コントロールはどんなデッキにも対応して戦うことが出来るアーキタイプです。それは対戦デッキを想像して構築するためです。

構築段階から白単人間を意識していれば勝率50%以上に落ち着くと思いますが、現在のパイオニア環境はラクドスミッドレンジを意識せざるを得ない状況です。

ラクドスミッドレンジと白単人間の両方に有利に構築するのは無理です。そこでサイドボードで調整を考えるところですが、アウトしたいカードが多すぎて調整しきれません。

結果、全体の勝率を考えて、白単人間はtierが低いから当たる回数が少ないので、ラクドスミッドレンジの対戦に寄せた構築で落ち着くわけです。

ラクドスが強すぎるのがいけないと思います。本当にいけない。もし白単人間の対戦に寄せるのであれば、《ドミナリアの英雄、テフェリ》《サメ台風》《記憶の氾濫》の枚数を減らして低マナ除去を増やしてみてください。

白単人間もラクドスミッドレンジの対戦には不利が付くので白単人間の数が減りメタが落ちつくことを願います

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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