色マナが厳しくなって、打ち消されない効果がついた《否認》です。
パイオニア環境
2マナカウンターは「範囲が限定された確定カウンター」「広範囲のマナを要求する不確定カウンター」のどちらかしかありません。
《対抗呪文》のような確実なカウンターはありません。
《ドビンの拒否権》は「範囲が限定された確定カウンター」です。追加効果で、打ち消されないが付いてます。
対象が広くアグロデッキ以外のマッチでは活躍が見込めます。
モダン環境
《対抗呪文》が解禁してるので、(別に禁止になってたわけではありません)2マナカウンターは《対抗呪文》が第一優先、時点で《ドビンの拒否権》です。サイドボードに採用されることがあります。
コンボデッキとのカウンター合戦で確実に勝つことができます。
モダンでは《否定の力》が4枚採用されたコンボデッキがたくさんありますので、重宝します
カード性能
クリーチャーでない呪文を打ち消す
範囲は《否認》と同じです。終盤になっても対象に取れれば確実に打ち消せます。それが偉いです。マナを要求するタイプのカウンターは高い確率で終盤に腐ります。
打ち消されない
コントロールミラー、コンボデッキとの対戦に実力を発揮します。打ち消されないということはマストカウンターを必ずカウンターでき、カウンター合戦に持ち込まずに1枚で解決してくれると言う意味です。
しかし、同じ色なら相手も使ってくるのでお互い様ですね。このカードの有無がコントロールデッキ対決で青白が有利になる理由です。
青白のマナコスト
厳しいとしか言いようがないです。2ターン目に無色土地《廃墟の地》などが場に出ると《ドビンの拒否権》はプレイできません。
メリット
コンボデッキ、コントロールデッキとの対戦で効果的
カウンターを使って無理やりコンボを通してくるデッキに対して、カウンター合戦をしなくて良くなったので、コンボデッキには有利に働きます。
コントロール対決では、《ドビンの拒否権》を何枚引くかで優劣がつくので、コントロール側からすれば採用せざる得ません。
デメリット
白青の色マナは支払うのが大変。
色事故の元であり、無色土地を採用しづらくなりました。《否認》にすればいいんですが、ミラーマッチの際にカウンター負けするので、ちょっと頑張って《ドビンの拒否権》を使います。
まとめ
打ち消されないカウンターって、はじめは何を言っているのかわからないトンチが聞いた言い回しのように聞こえましたが、《ドビンの拒否権》を使っていると快感にも覚えるほど使い勝手がよく、手放せないカウンターになりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
-
2マナカウンター比較。青白コントロール視点の考察(パイオニア)
パイオニアの2マナカウンターは【追加マナを要求する不確定カウンター】【対象の幅を狭めた確定カウンター】のどちらかです。【対象は広い追加マナを要求する不確定カウンター】→《かき消し》《ジュワー島の撹乱》《検閲》【対象の幅を狭めた確定カウンター】→《ドビンの拒否権》《方程式の改変》《才能の試験》2マナカウンターも一長一短なので環境により、組み合わせて枚数を調整してきたいです。2マナカウンターは4~8枚は採用したいです。
続きを見る