※この記事はパイオニア環境の青白コントロール(アゾリウスコントロール)の視点で考察したものです。
カードの性能《シェオルドレッド》
着地:生贄 プレインズウォーカーまで生贄
着地したら、1対2を取られます。プレインズウォーカーを出した返しのターンで着地してきそうです。
変身コスト 達成化可能
5マナは問題ないでしょう。問題なのは対戦相手の墓地に8枚以上ですが、相手が「青白コントロール」であれば8枚以上は終盤には満たしていることが多く、無理なく変身できます。
カードの性能《真実の教典》
Ⅰ.2回目の生贄
しつこい生贄ですね。
対象はプレインズウォーカーくらいしかいないので、プレインズウォーカーを出して土地がタップされた隙を見て、変身してきそうです。
Ⅱ.3枚ディスカード。3枚切毛削。
「ラクドスミッドレンジ」のマッチアップでは終盤トップ勝負になることが多いです。
手札に何かあるほど余裕があるかはわかりませんが、手札に3枚を持っていても戦況をひっくり返されてしまう性能であると言えます。
Ⅲ.リアニメイト
今まで除去したクリーチャーが場に出てきます。ほぼ負けが決定します。
このカードがコントロールデッキに強い点
クリーチャーはカウンターしにくい
クリーチャー全般に言えますが、確実にカウンター出来るのは《吸収》だけです。
《検閲》《かき消し》は当てにくいです。《ドビンの拒否権》は対象にもなりません。
そして、確実に1対1で対処できるのも《吸収》だけ
変身されたら負け確定
変身する条件が満たしやすいだけではなく、変身したら手が付けられません。さらに除去しにくくなります。
特に第Ⅱ章のハンデスをされた後の第Ⅲ章の大量リアニメイトはトップから全体除去を引くしか対処できません。
青白コントロールの対応
カウンター優先
カウンターであれば1対1が取れるので優先されるのはカウンターです。
着地したら除去
当たり前のことと思うかもしれませんが、カウンター出来なければ除去する他ありません。
着地時点で1対2を取っているので、すでにカードアドバンテージ損です。
除去したいタイミングは変身コストを支払ったタイミングでスタックに載せて除去しましょう。
変身される状況
カウンターか除去で変身までになんとか対処できるので、何とかなりそうではありますが、
ハンデスを絡められると変身まで楽に到達します。
まとめ
「ラクドスミッドレンジ」が採用するかは他のマッチアップとの兼ね合いですが、
「青白コントロール」にとって、確実に1対2以上を取ってくるスペルや、1枚通したら負けてしまうような強力なスペルは苦手です。
《シェオルドレッド》はその2つの要素を兼ねそろえています。
青白コントロールにとって4マナ《黙示録、シェオルドレッド》より、はるかに脅威になります。採用されないことを願うばかりです。
青白黒エスパーコントロールが成立するなら採用したい1枚です。