『バントスピリット』青白コントロールにとって有利?不利?
メイン 青白コントロール不利
サイド 青白コントロール不利
スローガン
《鎖鳴らし》《呪文捕らえ》に気を付けろ。
マストカウンター マスト除去
バントスピリットのゲームの流れ
《鎖鳴らし》でこちらの除去を弾き、《呪文捕らえ》でこちらの《至高の評決》や《放浪皇》を追放してきます。カウンターを構えながら、またはカウンターしながら自陣のクリーチャーを増やしてくるとんでもないプレイをしてきます。1枚でダブルアクションをしているようなもので、テンポアドバンテージとカードアドバンテージの両方を獲得していきます。
《鎖鳴らし》が場にいると自身ターンのエンド時にもスピリットが出てきます。《集合した中隊》も同じタイミングでプレイされダメージ計算を狂わせてきます。スピリットのロードである《至高の幻影》《天穹の鷲》の2種類を採用しており、打点が急に10点を超えることもあります。
土地が並べば《霊体の船乗り》により手札を補充してきます。《無私の霊魂》で打ち消されない《至高の評決》を無効化してきます。
メインで重要になるカード
《告別》は《呪文捕らえ》にも《無私の霊魂》にも対応されない魔法の1枚です。《集合した中隊》を使用している関係で、《集合した中隊》以外は土地とクリーチャーしかデッキに入っていないので、カウンターされることはありません。
青白コントロールの立ち回り
相手の場にクリーチャーを貯めて4ターン目の《至高の評決》を《呪文捕らえ》で追放されれば負けが確定します。相手の場にクリーチャーを貯めないようにアタックダメージが膨大にならないように《魂の仕切り》《冥途灯りの行進》《ポータブル・ホール》などのピン除去で、相手のロードを除去しておきましょう。
もちろんこのときに《鎖鳴らし》で除去をはじかれる恐れはありますが、《鎖鳴らし》は使わせて《至高の評決》でついでに流すようにしましょう。ピン除去が弾かれたり、追放されても、低マナなのでそこまで致命的ではありません。《鎖鳴らし》と《呪文捕らえ》はクリーチャーなので、《ドビンの拒否権》の対象にならず打ち消せない場面が多くあります。相手の土地と手札数を見ながら致命的なところで使われないプレイを心がけましょう。相手の場にある程度クリーチャーが並び、土地を全アンタップでターンを返すようなプレイを相手がしてきたら、もう勝ち目はありません。
《至高の評決》をプレイ後に《集合した中隊》で場を補充してきます。カウンターできたらいいですが、そのためには《至高の評決》の分と合わせて 土地が最低6枚必要です。相手もカウンターされないタイミングを常に見計らっています。《集合した中隊》をプレイされても問題ない残りライフを維持していること、打たれることを前提として、次ターンで追加の除去をプレイできるようにすることが重要になってきます。最高打点は《天穹の鷲》が2枚出た場合が6点です。プラス手札からエンド時に何か出てきたら打点は増えます。7点のライフを維持するように心がけましょう。
《集合した中隊》は外れる場合もあります。そんなに気にしなくていいです。昔ほどは強く感じません。
《サメ台風》はx=3以上であれば相打ち一方を取れます。相手の隙を見てエンチャントで場に出せたら勝ちが見えてきます。
《ドミナリアの英雄、テフェリ》は場に定着させるのが大変です。それでも相手のリソースが尽きた後に定着すれば勝てます。
《放浪皇》は4マナなので《呪文捕らえ》や《スカイクレイブの亡霊》の対象になってしまいます。−2 は《鎖鳴らし》で弾かれます。《放浪皇》は対処されるカードが多く唯一弱くなるマッチです。
青白コントロールの勝ち筋
《サメ台風》で大型のサメトークンを出せたら勝てます。ブロッカー兼エンドカードです。
《至高の評決》などの全体除去が2回決まればほぼ勝ちです。相手が息切れをしている隙に《放浪皇》《ドミナリアの英雄、テフェリー》を場に定着させましょう。
サイドボード後
サイドアウト候補
《ドビンの拒否権》
《ドミナリアの英雄、テフェリ》
《ドビンの拒否権》
ドビンの拒否権でカウンターできるのは、4枚採用された《集合した中隊《のみです。他は全てクリーチャーなので使用できる場面が限定されています。全部サイドアウトします。
《ドミナリアの英雄、テフェリ》
出している暇がありません。コストが高いので抜きましょう
サイドイン候補
★★★★★神秘の論争
★★★★★ポータブル・ホール
★★★★★ドゥームスカール
★★★★★告別
★★☆☆☆一時的封鎖
★☆☆☆☆黎明をもたらすもの、ライラ
★5《神秘の論争》
サイドインしたら、した分だけ強くなります。ほとんどのカードを1マナでカウンターできます。1マナの除去のように働きます。
★5《ポータブル・ホール》
インスタントタイミングで使用できないのが気になりますが、これも入れたら入れた分だけ強いです。アーティファクトはまず破壊されません。
★5《ドゥーム・スカール》
予見で唱えても点数で見たマナコストは5なので、《呪文捕らえ》の対象にならないことがメリットです。《至高の評決》の5枚目の候補になります。
★5《告別》
6マナなので《呪文捕らえ》の対象にならない。追放なので《無私の霊魂》に対応されない点がとても偉い。
★2《一時的封鎖》
3マナの全体除去のように働きます。バントスピリットはエンチャントを破壊してこないので、後腐れもありません。デメリットは自身の《ポータブル・ホール》も除去されてしまうので、《ポータブル・ホール》か《一時的封鎖》のどちらか一方の採用をお勧めします。
★1《黎明をもたらすもの、ライラ》
飛行 絆魂 先制 と飛行生物最強の戦闘能力を誇るライラ。攻めてよし守ってよしですが、《鎖霊》でタップされたときがとても悲しくなります。タップされて相手クリーチャーのアタックが通りジ・エンドって流れが多発します。
サイドボード後のゲームの流れ
バントスピリットは《形成師の聖域》をサイドインしてくることがあります。《ポータブル・ホール》か《冥途灯りの行進》で除去してください。
除去できなくても《至高の評決》をたくさん引けば勝てます。《形成師の聖域》は出すだけであれば、相手にとっての1枚のハンデスです。1枚引かれても形成師の聖域の1枚分を補充しただけです。前向きに考えましょう。
《救出専門家》をサイドインしてくる場合もあります。《無私の霊魂》を使い回されるととても厄介です。《無私の霊魂》は自身を生贄にできるので、追放除去もできません。使い回されたら使い回されたで、もう一回《無私の霊魂》を除去する他にありません。
まとめ
メインもサイド後も不利です。《至高の評決》をどのタイミングで使うかがとても重要になるマッチです。と同時に《至高の評決》に頼らなくても場をある程度コントロールしていかないといけません。《至高の評決》を2回プレイできたら、だいたい勝てます。何回も練習を重ねてゲームの流れを読めるようにしておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。