※この記事は青白コントロール視点でパイオニア環境でのマッチ考察をしています。
アブザンパルヘイロン 有利不利?
メイン 青白コントロール有利
サイド 青白コントロール有利
※ただし魂の仕切りを採用した場合
スローガン
引くもの引かないと負けます。
マストカウンター マスト除去
・大牙勢団の総長、脂牙(追放したい)
・エシカの戦車
・未練残り
・異界の進化
アブザンパルヘリオンのゲームの流れ
基本の動き
《忌まわしい回収》《サキュロスの道探し》で墓地を肥やしてきます。《パルヘリオンⅡ》 を墓地に落としたら 《大牙勢団の総長、脂牙》を場に出して 《パルヘリオンⅡ》を墓地から場にリアニメイトして、4/4天使2体と《パルヘリオンⅡ》のアタックで13点を叩き出してきます。
妨害に対する対策
《大牙勢団の総長、脂牙》が墓地に落ちたときは《未練残り》でリアニメイトしてきます。コンボに対戦相手が干渉できないように《沈黙》をメインに採用したものもあります。
コンボが成立しなくても《エシカの戦車》を通常プレイで場に出してきます。
《エシカの戦車》は場に1枚、墓地に1枚、《大牙勢団の総長、脂牙》が場にあるときは《エシカの戦車》をリアニメイトして伝説ルールで片方を墓地に落とし次のターンにまた《エシカの戦車》をリアニメイトしてトークンを生成してきます。毎ターン2体のトークンを出してくるコンボです。
青白コントロールの立ち回り
キーカード
・魂の仕切り
・告別
・冥途灯りの行進
・吸収
インスタントタイミングで干渉できる追放除去、または《異界の進化》《未練残り》《大牙勢団の総長、脂牙》《エシカの戦車》に対応できるカウンターが重宝します。クリーチャーである《大牙勢団の総長、脂牙》をカウンター出来るのは《吸収》以外はなかなか見当たりません。
《告別》は相手にとってぶち刺さるマッチになります。機体も《大牙勢団の総長、脂牙》もさらに墓地までも追放する最強の1枚です。
《魂の仕切り》を採用している場合は有利がつくマッチです。リアニメイトされ《パルヘリオンⅡ》の搭乗したスタックで《パルヘリオンⅡ》に《魂の仕切り》をぶちかますと、《パルヘリオンⅡ》は10マナ支払わなければ戻ってきません。
強そうで弱い《至高の評決》 最強は《告別》
もしコンボが達成してしまったら返しのターンで《至高の評決》で場をリセットしましょう。13点ではプレイヤーは倒れません。
返しの相手ターンでもう一回コンボ成立して負けることが多いですが・・・。または返しのターンでは通常プレイの《エシカの戦車》も狙われます。
《告別》は墓地も追放出来るので、大きな時間を稼いでくれます。スペースに余裕があったら入れたい1枚です。
《エシカの戦車》の対処法
《パルヘリオンⅡ》以外では《エシカの戦車》の通常プレイにより負けることが多いです。
この時もトークンをまとめて処理できる《至高の評決》が役に立ちます。(《至高の評決》後は隙になるので気をつけて)
《エシカの戦車》は《魂の仕切り》をしても追加の2マナを支払ってもう一度プレイされて、トークンも追加で着地誘発で出てきます。やってはいけないプレイです。
《エシカの戦車》は通常プレイの場合はカウンター、《大牙勢団の総長、脂牙》でリアニメイトしてきそうなら、戦闘フェイス前に《大牙勢団の総長、脂牙》を除去してください。
墓地に《パルへリオンⅡ》《エシカの戦車》が両方あるときの対処法
《パルへリオンⅡ》はリアニメイトされた後に搭乗スタックで《魂の仕切り》で手札に戻させたい。
《エシカの戦車》は戦闘フェイズに入る前(リアニメイトされる前)に《大牙勢団の総長、脂牙》を《魂の仕切り》で手札に戻させたい。
では、両方が墓地にある時は・・・
戦闘フェイズに入る前に《大牙勢団の総長、脂牙》を《魂の仕切り》で手札に戻させるの安全です。
《思考囲い》強すぎる
相手に思考囲いをプレイされると途端に厳しいマッチになります。
コンボを防ぐカードはたくさんデッキ内にありますが、《思考囲い》や《沈黙》でコンボを成立させてきます。
全体的に有利なマッチですが、青白コントロールは対応できるカードを引かなければ簡単に負けます。引くもの引いてください。
サイドボード後
サイドアウト候補
・ポータブル・ホール
・至高の評決
・サメ台風(抜くものがなければ)
サイドイン候補
★★★★★安らかなる眠り
★★★★★黎明をもたらすもの、ライラ(悪斬の天使)
★★★★★告別
★★★★☆残骸の漂着
★★★☆☆厄災の痕跡
★★☆☆☆ドビンの拒否権
★5《安らかなる眠り》
最強の墓地対策《安らかなる眠り》これを場に貼れば 《大牙勢団の総長、脂牙》も《未練残り》他の墓地肥やし も何にも怖くない。もちろんアブザンパルヘリオン側も《安らかなる眠り》に対応するサイドボードを用意してます。いずれ壊されます。壊されても泣かないでください。
アブザンパルヘリオンは《突然の衰微》を2枚サイドインしてくるのが通常です。他には《羅利骨灰》《秋の騎士》などもサイドインしてきます。
追記:最近は《突然の衰微》が抜けて《羅利骨灰》が入っていることが多くなりました。《羅利骨灰》ならカウンター出来ます。嬉しいです。
★5《黎明をもたらすもの、ライラ(悪斬の天使)》
コンボが成立して《パルヘリオンⅡ》がアタックしてきたときに、天使トークンをブロックすることで絆魂もあり、コンボが成立しても4点ダメージで終わります。(ズゴイぞ。ライラ。)コンボなんて怖くないぞ。アブザンパルヘリオンにとって除去もしにくいです。
《黎明をもたらすもの、ライラ》をプレイしたら相手に投了されたことがあります。
★5《告別》
サイドに《告別》を用意している人は少ないですが、アブザンパルヘリオンのすべてのゲームプランを無にする効果があります。
デメリットはソーサリーであることです。《告別》をプレイする間もなくコンボが完成する場合があります。
コンボ阻止のためには相手の墓地にキーカードが落ちたらプレイすることです。ちょっともったいないですけど・・・
★4《残骸の漂着》
アブザンパルヘリオンは基本地形の採用は1枚程度です。大量のクリーチャーを《残骸の漂着》で処理してもでてくる基本地形はたかが知れてます。プレイ後にデッキから土地が減った結果、ドローの質が良くなることもありません。
《パルヘリオンⅡ》がアタックしてきたときにトークンもろとも綺麗に追放してやりましょう。
《残骸の漂着》のメリットはインスタントであること、4マナなので他のアグロデッキにもサイドインできることです。
★3《厄災の痕跡》
インスタントであることが何よりのメリットです。《未練残り》や《大牙勢団の総長、脂牙》で墓地のカードを対象にしたときにプレイすると効果的です。《安らかなる眠り》のように破壊されることはありません。《安らかなる眠り》よりもサイドインできるマッチが少し多いのもメリットです。
サイドインできるマッチは『アブザンパルヘリオン』『イゼットフェニックス』『ロータスコンボ』
★2《ドビンの拒否権》
サイドにあれば、追加のカウンターとしてサイドインした方が良いです。《大牙勢団の総長、脂牙》こそカウンター出来ませんが、《未練残り》《異界の進化》《エシカの戦車》《ウルヴェンワルドの横断》をカウンター出来ます。
サイドボード後のゲームの流れ
サイド後も有利にゲームを進めることができます。安心してください。むしろサイド後の方が有利です。
『アブザンパルヘリオン』は戦略を少し変えてミッドレンジにチェンジしてくるかもしれません。
サイド後に《婚礼の発表》《包囲サイ》《ヴェールのリリアナ》が出てきても驚かないでください。
『アブザンパルヘリオン』に強いデッキ構築
《魂の仕切り》4枚
上記により《パルヘリオンⅡ》にぶち刺さります。9マナ払って通常プレイするときはすでに青白コントロールのレンジ域です。
サイドボード《石の脳》採用
《大牙勢団の総長、脂牙》を追放してしまえば、コンボをケアする必要はありません。
サイドボード 墓地対策をたくさん取る
《安らかなる眠り》をしっかりと2枚とる。これが何よりも楽です。しかし、アブザンパルヘリオンの使用者が少ないので専用のサイドはあまり取りたくありません。
まとめ
アブザンパルヘリオンはtierも高くなく、有利なマッチアップなので、サイドボードがカツカツの青白コントロール側からしてみたら、専用のサイドを用意したくない。そんな枠があれば他を採用したいとなり、サイドボードに枠を割くのを怠ります。
それが負けてしまう要因です。全体の勝率を考えてサイドボードの枚数を決めましょう。
コンボデッキとのマッチは青白コントロールが有利が着くのが常ではありますが《思考囲い》でコンボを押し通してきたり、またコンボ以外の勝ち手段を用意してきます。綺麗に器用に捌きましょう。青白コントロールの醍醐味は相手の手の内を捌き切ったときにあります。
是非、勝ちをもぎ取ってください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。